Atelier Loa

Loa's Journal

パートナーがこの人でいいのか悩んだら

交際中の相手がこの人でいいか本気で悩んでいるときの対処法は実はさまざま

最近私のところに来られる方のご依頼で増えているお悩みがありまして。

彼でいいのか、このまま結婚まで進んでいいのかわからないんです

結婚予定の彼女とこのまま一緒になっていいのかわからないです

のようなお悩みです。

交際中だったり、婚約中の関係で

いよいよ結婚の話になりかけて迷うこと。

これは昔から永遠のテーマで

いろんな映画にも描かれていたりします。

例えば映画「タイタニック」などもそうでしたね。

ただ、最近の悩みはちょっと形が違う感じがしています。

ここ数年はコロナ禍で恋愛における出会いが激減したと感じる方も多いのではないでしょうか?

時代の変化によりマッチングアプリで婚活したり、

街の結婚紹介所でマッチングしたカップルの間で

結婚を前にパートナーがこの人でいいかの迷いや不安に翻弄されていることが多いようです。

出会いから交際までに2人だけの特別なストーリーがあるか

自然な出会いの恋愛のケースは

多くは2人がそれぞれ何かしらの社会的な目的があって

人生の活動をしている中で偶然に出会うものですよね。

交際相手を探すためだけの行動からの出会いというのは自然な出会いには殆どないわけです。

そして今主流のマッチングアプリなどは目的がとにかく交際相手が欲しい人同士が

恋愛できるかどうかの視点から出会うので

恋人が欲しいです

とみんな名札をぶら下げているようなものなんです。

恋人がいないか、今の恋に不満があるか、結婚を焦っているとか、

そういった理由がちゃんとアプリのメンバーさん、会員同士にみえているんです。

一方、自然に出会った人との始まりってこんな感じで

恋人はいるのかな?

友達になってみたいな

もっと知りたいな

という、何の情報も持っていない中で

ゼロからストーリーは始まるのです。

自分と相手との

呼吸の間、

対話、

ちょっとした表情

そんなところから相手の要素を拾って、知っていき、そして広がっていく関係。

それって勇気を出して関係をちょっとずつ進めていったり

勇気を出して相手の情報を聞いたりするのってスリリングですし

関係を深めるために時間と労力もかかっていますよね。

労力=サンクコスト

そして偶然の出会いは2人だけの秘密のストーリーなので

秘密の共有

こういった心理的にもこれだけの効果があるのですよね。

自然な出会い、偶然性の中で関係を深める2人の共同作業の

大切なことと言ったら、ないんですよ。

例えば関係が危うくなった時に唯一2人を救えるのは

2人の築いてきた歴史です。

2人だけの歴史(ストーリー)があるか

歴史というのはそんなに大袈裟なものではなくて

付き合って初めて一緒に見た花火がとても綺麗だった夏の夜

ドキドキして手を繋ぎながら見たイルミネーション

2人の仲が特別なものになったとある夜

そんな2人がドキドキして勇気を出して

恋の物語の中に落ちていく感覚を味わって、

それが共通の思い出、歴史、つまりストーリーの脚本の大事な一場面となって

繋ぎ止めていくんです。

相手に恋人がいるかどうかわからないから勇気を出して聞いてみる

なんてところから始まって

一緒に何気ない時間をゆったり過ごせるようになり、

いよいよ結婚となるまで

きっとすごく2人とも対話の努力がなされているんです。

対話はとても大事です。

2人で対話し続けていくことで深まった愛には

人間、腹をくくれるものです。

この人のいいところもちょっとダメダメなところもあることをよく知っている。

そしてそれが、いいなと思っている自分はこの関係に未来を楽しみに見れる。

だって自分の人生に欠かせない人になったから。

ここまでくるのにカップルで早くて2年くらいはかかるはず。

このひとでいいのか、という悩みの多くは

歴史の短いカップルの中で起こります。

そこに何が足りていないかは

明らかなんです。

対処法は一つじゃないけど、対話がカギ

対話すること。

これはとてもとても重要で

上に書いてきた

自然な出会いで結婚まで揺るぎない関係を続けていったカップルの対話は

とんでもなく雑多ですし

いろんなストーリーの中で工夫をこらして対話してきていますので

相手のことや自分のことを知っていく作業ができているんですね。

このひとでいいのか分からないときは

自分のことがわからなくなっているとき

でもあります。

やっぱりある時点で自分が相手との対話の足りなさを見直す必要があるでしょう。

恋愛は相手を通して自分を知ること。

相手のことがわからなくなったことで自分がどうしたいのかわからないはず

そんな自分を発見したら

今のままでスルーできないですよね。

それはきっと対話の始まりがきた合図

怖くても、相手と向き合うときです。

さらにいうと自分と向き合うときなんですよね・

ストーリーはそこからやっと始まるわけです。

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